アクチュアリー暗記用

第1条 (実務基準)

1. この「生命保険会社の保険計理人の実務基準」(以下「実務基準」という。)は、法第120条(外国保険会社等にあっては、法第199条により準用する同条。)の規定に従い、生命保険会社において選任された保険計理人が、次条の職務を遂行する場合の実務の標準的な基準を、公益社団法人日本アクチュアリー会が示したものである。

2. この実務基準は、平成2年金融監督庁・大蔵省告示第22号に定める基準として、[ 金融庁長官]の認定を受けた基準である。

3. 保険計理人が必要と判断する場合には、実務基準によらない方法に基づき、職務を遂行することができる。ただし、その場合は、[ 意見書]にその旨を記載するとともに、[ 附属報告書]において、その方法の[ 正当性]を示さなければならない。

第2条 (保険計理人の確認業務)

1. 保険計理人は、法第121条(外国保険会社等にあっては、法第199条により準用する同条。以下同じ。)第1項に規定する項目について確認し、その[ 結果]を記載した[ 意見書]、およびその[ 確認方法]などを記載した[ 附属報告書]を作成しなければならない。

第3条 (削除)

1. 削除。

第4条 (意見書の取締役会への提出)

1. 保険計理人は、規則第82条(外国保険会社等にあっては、規則第160条により準用する同条。以下同じ。)第1項の定めるところにより、[ 計算書類]を承認する[ 取締役会]に、[ 意見書]を提出しなければならない。

2. 保険計理人は、意見書を[ 取締役会]に提出するときは、規則第82条第2項の規定に基づき、その附属報告書を添付しなければならない。

第5条 (意見書の金融庁長官への提出)

1. 保険計理人は、法第121条第2項の規定に基づき、意見書を取締役会に提出した後、遅滞なく、[ その写し]を[ 金融庁長官]に提出しなければならない。

2. 保険計理人は、意見書の写しを金融庁長官に提出するときは、規則第82条第2項の規定に基づき、[ 附属報告書]を添付しなければならない。

第5条の2 (意見書の監査役・会計監査人等への通知)

1. 保険計理人は、監査役(監査等委員会設置会社にあっては監査等委員会、指名委員会等設置会社にあっては監査委員会の指名した監査委員。以下同じ)および[ 会計監査人]等へ監査を受けるべき計算書類が提出された後、遅滞なく、監査役および[ 会計監査人]等に対し、意見書および附属報告書の内容を[ 通知]しなければならない。

第6条 (監査役等との協力)

1. 保険計理人は、監査役および会計監査人等と協力し、双方の職務の遂行のために必要な[ 情報の交換]に努めなければならない。

第7条 (実務基準の改定)

1. この実務基準は、法令・告示等の改正、会計基準の改正、保険数理やコンピューター技術の進歩、[ 保険事業環境]の変化などに伴い、随時、必要に応じて改定を行うものとし、その際には[ 公認会計士]の意見も踏まえるものとする。